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マルセイユタロット的ハッピーライフを提案するブログ。携帯からの最新記事は以前の記事からどうぞ


by miyano-sophie
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天と地と。

あぁやっと書ける(笑) なんだか気忙しかったです。

先日、映画「EARTH」と
プラネタリウム「リングワールド ~カッシーニ、土星の謎を探る」
を続けて見てきました。


この先ネタバレチョット有。






この、目の前に映し出される、この映像が、CGや特撮ではなく、
ノンフィクションなのだ。ドキュメントなのだ。 と思うだけですでに感動します。

物語は、北極からはじまって徐々に南下。
まず、46億年前に生まれた地球が、奇跡的な配置と傾きにより
1日が24時間、四季があることなどのナレーションが。

つい先日 情熱大陸の小久保英一郎さんの回 にてバッチリ予習済み故、
至極自然に受け入れつつ見ることができた。

極限の環境の中、どの生物たちも、必死に生きる姿が映し出されます。
過激なシーンはあまり無いのだけれど、
中でも北極クマは、冬眠から覚めると食べ物であるアザラシ(だったと思う)の
群れがいるところ目指すも
昨今の地球温暖化により、北極の氷解が年々早まっているので
エサ場にたどり着けるかどうかがまず難関になってしまっているようなのです。

やっとの思いでたどり着き、最後の力を振り絞って
一番弱そうな子アザラシを襲うのだけれど、親や他のアザラシに守られて
生存競争に勝ったアザラシの群れの目の前で、力尽きて、静かに目を閉じて
動かなくなる北極クマの姿は、とても切なかった。
そんな過酷な状況なのでもう既に北極クマは絶滅の危機にあるのだとか。

かと言ってアザラシが食されている姿を見るのも複雑なのだけど・・・

でも、人間だって、他の動植物の命を奪い、そして自分の血肉にしてゆくのだ。

だからこそ、ただ単に「カワイソ~」 と思うだけでなく、
その先を色々想像し、自分に何が出来るのかを考えられたら、と思う。

この映画、私は、「大人が見るための大人の映画」だと思うのだけど、
時間帯のせいなのか、小さい子供連れがとても目立った。
子供が見ても、全然面白くないし、飽きちゃうのではないのかな?
淡々と超自然を見せていくドキュメント映画だもの。
実際、子供が飽きて騒がしいのを注意しない親のことが気になってしまいました。
(R指定などではないので、鑑賞は自由ですが)

でもそっち方がよっぽどもカワイソ~なんじゃないかなぁ・・・

そして、次はプラネタリウムの上映へ。
テーマは リングワールド ~カッシーニ、土星の謎を探る

そうなのです。映画もプラネタリウムもお台場のソニーメディアージュで鑑賞
したのでした。

さっきの映画は渡辺謙さんのナヴィゲートでしたが、今度は緒形直人さん。

お恥ずかしながら、今回初めて
土星以外にも、リングのついている惑星があることを知りました。

それにしても、カッシーニすごい!!

7年もかかって地球から土星にたどり着いただなんて
どれだけ遠いのかがわかりますね。

それでも、宇宙からみたら私達の太陽系なんて、東京ドームの真ん中に置かれた
一円玉みたいなもの。
だから土星が一円玉の「日本国」の日で地球は木に生えた葉っぱの一枚みたいなもので、
そんなの、外野席からとてもじゃないけど発見出来ない(笑)

その、1円玉に描かれた1枚の葉っぱみたいな地球が、奇跡的な角度で回って、四季があって
自分が生きていて。

もう、生きていることがどれだけの奇跡なのかと思わずにいられない。

だから。

何もなく過ごせた一日、というのは実は本当にすごいことなのだと実感しよう。
そして、それに感謝の念を抱けたなら
きっと宇宙の法則に沿って、幸運が引き寄せられてくるに違いない、と思うのです。

私は、目の前の映像を見ながら、土星の輪っかが氷だとかナントカとかだとか
聞きながら、土星よりもっともっと遠くの宇宙の果てに飛んでいました。

宇宙の果てとは、自分の想像の限界が果てなのだと、現代の科学で定義
されているそうなので、

だったら、誰よりも広い広い宇宙を想像していたい、MIYANOなのでした。

意図したわけではなかったのだけれど、結果的にこの映画とプラネタリウム、
2本立てで見れてよかったです。
by miyano-sophie | 2008-02-21 14:10 | 本・映画・メディア